チロ太 世界一遠い日本・小笠原紀行(その2)~8月8日、9日、10日
8月8日の朝は5:00に目が覚めて前浜までお散歩に行きました。
ここは前日もウミガメが産卵に上陸していました。
小笠原ってすごいよね。人が住んでいるすぐ前の浜辺でカメの産卵を見れちゃうんだから・・・びっくり
荒らされていない証拠です。
小笠原では空港を造るのに運動をしている方もいれば、反対している方もいます。
空港があったら、便利でしょうね。でも、この東洋のガラパゴスの環境は守れなくなることでしょう。人が簡単に入れれば治安も悪くなります。外部との接触は定期便おがさわら丸のみであり、それが色んな意味で小笠原を守っているのです
写真の奥に停泊しているのは、ははじま丸。
小笠原への航行を断念される方は多々います。
それは、やはり移動手段がおがさわら丸のみで繁忙期でも内地との運航は週に2往復のみ。1日目に竹芝を出て、2日目に父島に到着して、おが丸は竹芝へそのままリターン。3日目はおが丸は竹芝に到着。4日目におが丸は竹芝を出航し、5日目に父島へまた来るので、そのおが丸に乗って帰り、6日目に竹芝に到着というスケジュールが最低限必要になります。そこで台風が来ようものなら、欠航になりプラス3~4日間が必要になります。
そんなに時間取れないですよね。私はなんとか調整して時間を作りましたが大抵の方はこの不便さで小笠原行きを断念します。
そんな小笠原ですが私は大好きですラブ生活が成り立つなら移住したいくらい。
ここは父島のメインストリート。朝だから人はいませんが、日中はパラパラと往来があります。
写真左の青い看板の生協は父島で生活する方は、ここで買い物をしています。
チロ太がおしっこをしているポールの前はお弁当屋さんです。すごく美味しいですよ♪
おしっこは流していますので、ご心配なく。。。。
メインから一本路地を入った通りが飲食店が並んでいます。父島はコンドミニアムの宿が多いですが、夜はここで外食する旅行客が多いですよ。すぐに満席になったりしますので、お店の候補があるなら早めに予約することです。
人口も少ない分、資源も無駄に出来ないので、遅い時間に行くと売り切れ、満席は当たり前です。
日中は初寝浦に向かいました。ここは、勾配のキツイ遊歩道になっているところで、浜辺まで出るのに道路から40分程歩きます。
小笠原は大陸と繋がったことのない島で、沢山の固有種が生息しているんですよ。その生態系を守るために色々な取り組みをしていますが、この写真がその一環。
外部より種等を持ち込まないように泥等を払って入山するのです。
チロ太君も足をスリスリ。泥を払いました
暫く、歩くと戦時中に使った壕でしょうか。そのまま残ってます。このように戦跡が数多くあります。
浜に着くと、そこはプライベートビーチ!誰もいません。午前中はずっと居ましたがホントに貸し切りでした。。。
ん、俺を横から撮るなーーーーー。この険しい道を歩いたにも関わらず、腹は全然凹んでくれません。夜のお付き合いも考えねば
浜辺をチロ太と歩いていると、ペットボトルのキャップを家にしたオカヤドカリがテクテク、足跡をつけて歩いていなので、パシャリ
キャップってのが大自然小笠原らしくないですね。それが逆にミスマッチで撮ってしまった。
捕まえて暫くチロ太に見張ってもらいましたw
上の写真だけわかりづらいと思い、こちらなんですが、どうです?わかります!?
そこらじゅうにタートルキャタピラーの跡です。手前の凹んでいるところはウミガメの産卵跡です。棒が立っていますが「この下に卵がありますよ」の目印でその上は歩いてはいけません。
保護センターの方が確認・調査に来ているのです。
写真じゃわかりづらいですが、初寝浦の産卵は有人島では一番、はっきり確認できる所ではないでしょうか。
泳ぐのが嫌いなチロ太君は日陰で一休み。お昼は、チロ太のおしっこポール前の店(ごめんなさい。前回もお世話になっているのに名前忘れました。)で購入したお弁当をここで頂き、初寝浦を後にしたのでした。
午後はそのまま大村地区(父島の中心地)に行くのも勿体なく、コペペ海岸に寄りました。
チロ太は泳ぐの嫌いなのに、また泳がされ、グッタリなのでしたショボーン
チロ太もグッタリしているので、貝でも集めますか・・・・。
さて、この中にオカヤドカリは何匹いるでしょうか?
正解は・・・全部オカヤドカリです。ヤドカリだから、自分が入れるサイズだったら適度なものになんでも入っちゃいますよね。さっきのキャップみたいにねウインク
そして、大村地区に戻ったら、青灯台でダイブ!!
地元の子供、観光客、みんなここで飛び込みをして遊んで、友達になります。
次の日は宮野浜に向かいました。シュノーケリングには最適なビーチです。前回はここで子亀の孵化を見たんです。大興奮だったなあ。
そして、またチロ太は嫌いな泳ぎをしてグッタリショボーン
毛が濡れて、ちょっとプードルの毛を感じさせますニコ
ゆっくり寝て、体力を回復したチロ太君ですが、海には近づこうとしません。海を見つめるだけです (笑)
そして、夜は宿の「なぎ屋」さんの食堂がお休みなので、「なぎ屋」さんの女将さんにチロ太を預ってもらい、夕食を食べに町に出かけて次の日の母島行きに備えるのでした。
翌日はおが丸入港日ですが、おが丸が来る前に朝一のははじま丸に乗って、母島へと向かいました。
はは丸は揺れる~。ちょっと船酔いしたが、チロ太はケロっとしている。コイツ船につえーなニヤリ
おが丸の24時間に比べて、はは丸の3時間なんて・・・と思っていたのは大間違い、はは丸は船の大きさも違えば、スタビライザーも付いていない縦も横も揺れる。揺れる。
とまあ、やっと母島に10:00到着。いやいや田舎だ~。ホント小さな漁村です。
乗船場=観光案内所になっていて、父島・母島最高峰乳房山に登山するべく、登頂の申し込みをしました。
宿で宿泊手続きを済ませたら、すぐに乳房山へGO!!
チロ太隊長宜しくお願いします。
チロ太隊長のリーダーシップは中々のものです。常に後続を気にしながらの登山。さすがです。
途中、大きなガジュマルのトンネルがありました。このすぐ横に米軍の爆弾を投下した後の穴があります。
山頂まで到着しましたが、山頂は曇り。本来なら絶景のはずが、何も見えない (笑)
仕方がないので山頂の三角点をパシャカメラ
下山では途中、小笠原では珍しい滝を見て麓の沖村に向かいました。
沖村に着いたら、夕飯まで少し時間があったので、鍾乳洞で涼んでこの1日を終了しました。
その3に続く。